【和訳】音楽を聴くテクノロジーツリー

まずお伝えしておきたいのは、音楽を聴く方法はないということです。ただ聴きたいように聴くこと。今その時に聴きたいアーティストの歌をクリックしてどんな学術的、どんな分析的理由もなしにただ聴くこと。ということです。

 

にもかかわらず、私が無知を冒してこのように音楽を聴く方法論についての文章を書くのは、音楽というものを趣味以上の何かにしたくてたまらないのに、自分の自己実現のツールとしての音楽ビジネスにしたくてたまらないのに、その方法がまるで分からなくて、藁も掴めず悔しい思いをしている方々のためで、私の無知と無学でも少しでも分けてあげるためであるから、趣味で音楽を「楽しみ」たい方々は絶対に参考にしないでください。

このようなテクノロジーツリー*1は楽しんでいた音楽に飽きてしまうこともありますからね。

 

まず、長い間申し上げてきた通り、BEST SONGS, BEST ALBUMS, BEST ARTISTS, BEST MOVIES...毎年出している数多くのベストに関連したリストアップの中毒者でもあります。

そして無学であるほどに、その数多くのベストに関連した音楽とアルバムをあさって覚えるように聴くことが、今の私に大きな力になったと申し上げました。

だから私にはこのように年末が非常に忙しい時期なのに、もしかしたら今年聴き逃してしまった音楽やアーティストがいたのではないかと思って、一つも聴き逃さないように努力しながらリストアップを探して聴きます。

 

ウォーミングアップに入りましょう。私たちが愛するグーグル様に訊きます。「under the rader artist 2016」レーダー網に引っかかることはなかったが活躍したアーティストに対する言葉です。私が知らない立派なアーティストがいるのではないかという強迫観念が作動します。

検索結果に良い記事が一つありますね。さらに、EW(Entertainment Weekly)です!

10 under-the-rader songs from emerging artists to hear now

というタイトルでね。

http://www.ew.com/article/2016/07/29/ew-under-radar-singles-july

 

Rebecca & Fiona ‘Drugstore Lovin’’

Cruel Youth ‘Mr. Watson’

Mark Clennon ‘Don’t Lie’

Naomi Pilgrim ‘Sink Like a Stone’

TAEYEON ‘Why’

Goldroom ‘Silhouette’

Porsches ‘Blood to a Shark’

Cannons ‘Mood Ring’

Denetia and Sene ‘Olive’

ABRA ‘Vegas’

 

10名のアーティストですが...知った名前もあれば知らないアーティストもいますね。知らないアーティストであるほど好奇心が生じます。

しかし、私たちが最もよく知っているテヨン!一度EWの説明を見てみると「少なくともテヨンのような音楽の趣向ならKPOPの誤った道に陥ることはない」とあります。外国人に本当に良いぴったりの説明でもありますね!

 

私たちがあまりによく知っているテヨンの音楽を含むリストアップが選んだすべての音楽を欠かさず順番にざっと聴きます。

私にとって個人的にここで重要なのは、私が知っていると考えるリストアップのアーティストを任意に飛ばしたりせず無条件にもれなくもう一度聴くことです。

そうして聴きながら曲を聴いて感じた点、取り入れる必要があること、あるいは取り入れてはならないことをメモします。もちろんメモに形式はありません。しかし無条件にメモを取るのです。

私たちは音楽評論家やレビュアーになるわけではなく、音楽の良し悪しを批判するのでもなく、ただ思いつくままに書いてみるのです。

Rebecca & Fiona 「Drugstore Lovin」をまずクリックして聴いてみましょう。(ewでリンクされている映像は切られていて、YouTubeで直接検索すればミュージックビデオが出てきます)


女性デュオであるうえに、何か Drugstore このような単語を使っているため、突然私にはt.A.T.uが思い浮かぶのです。

日本でサヨナラを涼しげに投げかけて去っていかれたその思い出のt.A.T.uのことです。しかし、これが定石ではなく、人によって違うでしょう。誰かには思い出の韓国歌手「ビビ」が思い浮かぶこともありますし。Icona Popが思い浮かぶこともあれば、Tegan and Sara、The Veronicasが思い浮かぶこともあるでしょう。

 

とにかく誰も見ない個人的なメモを書いていきます。

t.A.T.u.... sayonara...

I wanna overdose on u

スラッシュ機械

薬局

個人的には正直 under the raderに挙げるには弱い感じがするが、私は今日t.A.T.uを久しぶりに私の記憶の中から取り出したこと。それで十分だという気がするし、I wanna overdose on u という歌詞が記憶に残りますね。

次の曲に進みます。

Cruel Youth「Mr. Watson」


声が本当に良いですね。中音帯では声帯を押しながら歌うが、ハイに上がりながら自分だけのものがあります。ああところでどこかで聴いたことがあるような声...何か思い出せそうでもどかしくて探してみると Cruel Youthのボーカリスト Teddy SInclairが(旧)Natalia Killsですね。

とにかく疑問は少し解決して、ミュージックビデオを見ると撮影場所はConey Islandです。

メモにまた書いていきます。

Natalia Kills

Coney Island...

メランコリーな音調で音楽が流れるが、ジェットコースターにカメラモーションがスローにかかるのが不思議とより悲しげに感じますね。

またメモに書きます。

テーマパークのジェットコースターでミュージックビデオ...?(韓国で悲しいバラード女性歌手がジェットコースターに乗ってミュージックビデオを悲しげに撮ったことがあったか...?)

slow motion...

このようなやり方で曲ごとにメモを取っていきながら音楽鑑賞とミュージックビデオを楽しみます。

 

テヨンの「WHY」にもメモをもれなく取りながら音楽鑑賞とメモを続けていきます。最後はよりによって私の愛する ABRAの「Vegas」ですね:)

このリストアップを書いた人の趣向が強く現れています。とにかく新しい音楽と新しい感じを与えるこのリストアップにもう一度感謝します。

そして、通常全ての曲の鑑賞が終わると、さらに diggin するアーティストをチェックします。

 

曲を聴いてムービーを見てその感じに酔っていると忘れてしまうものですが、最も重要なことを見過ごしてはいけません。

 

私は評論家になるために音楽を聴くのではないし、単純な digginをするために音楽を聴くのでもありません。私だけの趣向を整えて、テイストを応用するために音楽を聴くのです。

私にとって今日その対象はこのリストアップ中の Denetia and Seneです。

 

精神健康な頭でもう一度考えてみます。Dentia and Sene「Olive」という音楽がなぜ良かったのか、どこに惹かれたのか。

そして韓国でこのような曲をやるならどんなアーティストに相応しいか、もしこの曲に不足している点を感じるとしたらどのような部分だったのか、

またメモに書いてみます。

正解はないです。ただ私だけの個人的な意見をざっと書いていきます。それが言葉になっていてもいなくても。

 

そしてさらに Dentia and Seneに学ぶ点があるか、グーグル様とその子どもYouTube、アップルミュージックとスポティファイを後から参照してみます。

love and noirというアルバムがありますね。タイトルから素敵です。

 

love and noirって。仮にこれをそのまま使おうとしているならやめましょう。しかし欲しい単語だからメモ帳に書きます。

またもう一度単語の膨張をしてみます。

noir and rouge...

noir and blanc...

こうしてみると考えが果てしなく増えます。

もし私が noir and rougeという単語の曲を韓国で作るとしたらどんなスタイルの曲になるか、頭の中でハッと浮かぶ曲をメモに取っていきます...

簡単に書いてみましたがこれが私の音楽を聴くテクノロジーツリーです。

リストアップを通して音楽のテイストを掴んでメモを通して考えをだんだんと増やし整理すること。そして、私が今担当している、あるいは(想像の中でも)引き受けるべきアーティストにどのように適用するかを応用してみること。

 

それにもかかわらず初めに戻り申し上げられることは、

事実、音楽を聴く方法はないということでしょう。ただ聴きたいように聴くこと。ということです。

 

 

#音楽を聴く #テクノロジーツリー #方法はない #NOWAY

 

■元記事(2016/12/20)

https://m.blog.naver.com/gxxd/220890281962

 

*1:リアルタイム戦略ゲームで各種ユニットのアップグレード手続きを主に意味する。ここでは「リストアップを通して音楽のテイストを掴んでメモを通して考えをだんだんと増やし整理すること」を意味していると思われる。